ジムニーの廃車

ジムニーの廃車

今でも現役世代のおじいちゃん。でも体力だけは有り余るそんな車がジムニー

会社員30代の私が乗っていた20年近く乗った愛車も、そろそろ限界に達していました。
エンジンや足回りは、何とか直しては乗り、また壊れたら直すの繰り返しで乗っていましたが、ボディはあちこち凹みもあり、お世辞にもきれいとは言えない車でした。
大口径のタイヤを装備したジムニーは小型のクロカン車である性能をいかんなく発揮し、冬場には見事な走行性能を披露してくれた長年つれそった愛車です。
ですが車内や足回り、サス等は殆んどフルチューンに近く、四駆のミッションターボ車でリフトアップキャラバン仕様にしていたために一目を置かれるジムニーでした。
実は古いように見えてもこのジムニーという車はかなり人気の車で、特にこの年式の物ほど今の時代においても、程度さえ良ければかなり高額になる場合もある車なんです。
ジムニーには捨てる部品は一切ないと言われる程、部品交換をして乗り続ける愛好家もおり私もその一人でした。

 

2ドアではやっぱり家族にはきつかった!

そんなジムニーを手放す事になったきっかけは、家族が増えた事もあり、座席を倒して乗り降りする事が難しくなったためです。
また度重なる改造を良しとしていない家族の目も厳しく、そんなに乗りたいなら家族で乗れるタイプにしたらいいのではないかと半ば押し切られた結果も踏まえて手放す事になったのです。
部品だけを売るか、それとも車買取専門店胃依頼するか悩みましたが、見ず知らずの人に渡るぐらいならと最終的には知り合いの中古車屋さんで委託販売という形を取りました。

 

鉄くず廃車にするよりはまし。はじめての委託販売

委託販売でしたので名義や車庫証明は依然自分の車ですし、当然車検切れを起こせば積車の乗せて車検を取り直さねばならないのでめんどくさいなとは思いましたが、車検切れギリギリになって買い手が付くまでは、車検を再度受けないといけないのかで大変でした。
更には販促用に出すネットの写真撮影等も友人のお店で行いましたが、全てを自分でやろうと思うと絶対不可能だと思いながらも、手伝ってくれた友人には感謝しています。

 

やっぱりいた!ジムニー愛好家

しかしその結果ジムニーを今も乗り続けている愛好家の目に止まり、パーツ状態を見て、車検証や足回りの説明をすると即決してくれた金額は思いの外かなり高額でした。
最初は純正部品も一緒にありませんかと言われたものの、既に何点かは処分しており、かなり悩まれていた様ですが乗っておられたジムニーよりも年式が新しいのでどうせ買うなら二台持ちにという思いもおありだった様です。

 

車屋の協力による廃車手続き

ですが次に困ったのが、乗って帰られるのではなく陸送してほしいと言う提案を受け、また難題が持ち上がりましたが、陸送に関しても、やはり車屋さんが知り合いだと助かります。
お昼ご飯をおごる事を条件に積車を貸してくれた上に、その愛好家さんの家の前まで積車輸送できました。
隣県の愛好家さんに陸送する前には、買主に車庫証明を取ってもらった後、印鑑証明や所有権の譲渡証明書等を知人の車屋さんが用意はしてくれましたが、その手配に再度ジムニーを購入した店舗に行ったりと、各方々に出す証明書の用意での行ったり来たりは、かなり大変でしたが申請は自分で行ったので(半分は知人の協力もあり)費用は安く収まりました。

 

廃車となるのは鉄くずだけじゃない。分解という名の廃車

当日積車で直接持ち込んだ際はかなり喜んでくれ、早速手続きをしますとの返事をもらい、ジムニーについて熱く語ってくれました。
廃車にすることも考えましたが、ここまでいじって長年乗り続けた愛車をプレス機で鉄くずにするのは忍びなく悩みましたが、結果的に次のドライバーによって徹底的にオーバーホールをされて、再度組み立てられたジムニーを今でも見かけますが大切に乗ってもらえるドライバーの手に渡り内心はホッとしています。
鉄くずにならずに一度完全にばらす事で、捨てるべきは捨て、換える所は換え今までの不具合もすべて解消されたジムニーには、新しいドライバーの愛用していた部品も盛りだくさんで使われています。そこには私のジムニーの面影と新しい顔を持つ車がうまれ、廃車という経緯を経て、新しいオーナーへと動いていった車が存在します。
車を愛する人にとっての廃車とは、もう一度新しい姿に作り替える事も含まれていると、一台の車を通して実感した次第です。